Ｒ(アール）紀聞

　人生およそ３分の１は睡眠に費やしているといわれています。では、人は一生の間でどのくらいの待つことに費やしているのだろうか。

　そんなことを病院で診察を待つ間、ふと考えてしまったことがあります。

　一日のうちでも、出勤時の信号待ち、お客との約束の時間までの待ち時間など様々な「待つ」という状況があります。

　この｢待つ｣という状態は恋人とのデートなど楽しいことの時は長く感じ、何かの審査を受けるために順番待ちをしているなどの嫌なことの時は短く感じると思います。

　しかし、どちらの時もその時が来てしまえば、あっという間に待っていたことは終わり、時間に対する感じ方は普通の状態になるはずです。

　仕事において、待つことが大事な時があります。人材を育成するときです。

　ある仕事について、自分ならすぐにできるけど、後輩に任せたのなら、後輩が成長するのを待たなければなりません。

　焦って、自分自身でやってしまっては後輩にとって立場だけでなく、育てるこになりません。

　特に人を育てる時にはゆっくりと時間をかけて、育っていくのを見守るのが肝要だと思います。

　気持ちの持ち方ひとつで、待つことも楽しくなるものです。

　そして、さらに心のゆとりにもつながります。人生ゆつくりと生きましょうよ！




※朝早く、ウォーキング中に撮った「とよみ大橋」です。



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